村垣様:
ミスターマックスは関東と中国地方から九州にかけて店舗を構えており、集合研修を行うとなると、研修費の約3~4割が交通費になってしまっていました。研修として社員に教えたいことはたくさんあるものの、集合研修となると時間が限られてしまい、一部の項目しか講義できないことも課題点でした。また、学習の定着度を上げることも目的としていましたので、繰り返し見ることができる動画配信ツールの導入を検討していました。
shouinは、とにかく動画の配信が簡単だったのが魅力的でした。加えて、公開日が設定出来たり、階層ごとに見せるコンテンツを分けることができたので、オンラインで研修を行う上で便利な機能が備わっていたのが決め手です。
村垣様: 人事部としては、将来の幹部候補としての必要な知識を学習してもらうことが主な目的です。基本的なOJTや現場業務は店頭で教えてもらえますが、社会におけるディスカウントストアの役割や総務・労務、発注数の考え方など、長期的なキャリアステップを見越して、今後昇格していく上で必要となる知識をメインで動画配信しています。様々な階層の社員がいますから、それぞれに合ったコンテンツを作成・配信しています。
山之内様:
私は店舗活性化推進部に所属していますが、shouin導入時に村垣部長からお声掛けいただき、ぜひやりたいと声を上げました。接客におけるノウハウが共有できていないことに課題を感じていたんです。私は主にアルバイトも含む全従業員に向けて、商品の販売ノウハウを身に着けてもらうため、商品ジャンルごとに動画を作成・配信しています。
また、月1回本部で行われる、商品部と店長との商品政策会議を動画で撮影・配信もしています。重要な商品政策をより早く店舗に伝えるため、会議の内容を店舗従業員が確認できるようにしました。
村垣様: 階層向け動画は、毎週月曜日に配信するようにしています。固定の曜日に配信することで、継続的な視聴が定着しています。また、各階層に対して合いそうな動画を常に探し、どんどん配信していくようにしています。新しい動画が増える体制を取ることで、従業員への動画視聴のきっかけを与えることを意識しています。
山之内様: 私が配信するコンテンツは楽しみながら学んでもらいたいと思い、動画の構成や編集にはこだわっています。現在は社内Youtuberのようなポジションになっています。トレンドのドラマネタを盛り込んだり、興味を惹きつけるサムネイルを意識したりしています。
村垣様:
これまでの集合研修では、研修予算や社内スケジュールの兼ね合いで教えたい内容すべてを研修することができませんでしたが、今回「動画で研修内容を配信する」ことによって、学んでほしい研修内容を配信することができました。社員は自分のタイミングで動画を選択して視聴しているので、これまでよりも多くの内容を効率的に学習させることができるようになったと思います。
また、今年(2020年)はコロナ禍で新入社員の集合研修が事実上できなくなり、急遽shouinで研修を実施しました。繰り返し学習できることが好評だったので、来年以降の新入社員研修の形式も一部オンラインで実施し、より習熟度の高い効率的な研修にできるのではないかと見込んでいます。
山之内様:
私は現在主に家電販売のノウハウ発信をしているのですが、今年の新入社員が私の動画を見て専門用語を理解し、より単価の高い商品の販売に成功したという声がありました。また、パートの方が社員を呼ばずにお客様の質問に答えられた、ということもありました。
動画を見た従業員からの「自分もノウハウ発信したい」という声も多く上がりました。実は各店舗で持っている販売ノウハウがたくさん眠っていると思うので、店舗活性化推進部としては大変うれしい動きが出てきています。
村垣様:
これまでと同じ質の研修を、集合研修せず動画配信で行うことができたので研修コストの大幅な効率化に繋がり、社員への更なる教育投資が可能となりました。今年は配信する動画の作成にある程度時間はかかりましたが、来年以降は動画を再利用できますし、追加・修正が必要な箇所だけ作成すればよいので、更なるコストの効率化と教育投資が可能となると期待しています。
村垣様: レジ操作や品出しなど、基本OJTは現場で学べる…と先述しましたが、1年間のshouin活用を通して、現場への浸透率や動画の有効性を実感できたので、より効率的な店舗運営を行うために業務マニュアル動画も作成していきたいと思っています。
山之内様:
ノウハウ発信は基本的に私一人で動画を作成しているので、撮影・編集ができるメンバーを増やしていきたいと思っています。現在は家電動画のみですが、商品ジャンルを増やしたり店舗からのノウハウ発信の促進を計画しています。
また、shouinを活用して現場に情報発信する部署が増えるといいなと思っています。例えば商品部のメンバーから、今月の主力商品の説明をする動画を配信したり。店頭に立つ上で必要な情報はshouinから取得するようになると、もっと存在価値が上がると感じています。
村垣様:
人事部としてあるべき姿は、社員に何を教えるのかを明確にして、shouinのようなツールを活用しながらキャリアステップアップを手助けしてあげることだと思っています。多拠点で多くの商品を取り扱う小売業では、研修コストの効率化だけでなく情報発信という面でもクラウドサービスを積極的に活用すべきだと感じています。
特にshouinは、管理者も学習者も操作性が簡単で使いやすい。動画での教育や情報発信を検討しているなら、まず使ってみて、と伝えたいですね。
山之内様:
多店舗展開している企業であれば、必ず各店舗が販売ノウハウを持っていると思います。でもそれを共有する術がメールや写真だと、情報は埋もれてしまうしわかりづらい。shouinは商品ジャンルごとにカテゴリ分けができるし、動画なのでわかりやすいため、店舗が実践しやすくなります。
今はどうしても、店頭での教育時間が少なくなってしまっています。従業員が「仕事について学びたい」と思った時に、shouinのように学ぶべき内容がまとまっているツールがあることで学習を後押ししてあげることができると思っています。